タカラスタンダードのキッチンといえばホーロー素材。創業以来ホーローにこだわり続け、他メーカーとは一線を画すシステムキッチンを作り続けています。そんなタカラスタンダードキッチンの評判を知り、興味はあるけれど他のメーカーのキッチンとどう違うの?…そんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
「ホーローキッチンの特長は?価格はどれくらい?」
「タカラスタンダードのシステムキッチンにはどんな種類があるの?」
「タカラスタンダードのキッチンのデメリットを知りたい!」
この記事では、タカラスタンダードのシステムキッチンについて徹底解説!ホーロー素材だからこその特長や、シリーズごとの違いと価格を詳しく紹介します。また、タカラスタンダード独自の定価と値引率の低いワケも解説。みなさんの疑問にお答えします!
タカラスタンダードのシステムキッチンについて興味のある方やリフォーム候補として検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

特長【素材】高品位ホーローだから「お手入れ簡単」&「マグネット収納」

タカラスタンダードのシステムキッチンの最大の特長は、なんといっても世界最高レベルの「高品位ホーロー」をあらゆるところに使っていること。収納キャビネットの内側やレンジフードなどの隠れた部分までホーローを使用する徹底ぶりに、根強いファンが多くいます。ここからは、タカラスタンダードのシステムキッチンについて、特長と魅力を解説します。
「高品位ホーロー」とは?鉄とガラスの長所を最大限に引き出した独自素材

「ホーロー(琺瑯)」は、鉄やアルミなどの金属の表面に、ガラス質の釉薬(ゆうやく)を吹きかけ、高温で焼き付けた素材。金属の強さとガラスの美しさを併せ持つホーローは、高温で調理しても焦げたり変色する心配もなく、耐久性が高いのも特長。湿気に強く臭いがつきにくいというメリットもあり、システムキッチンに最適な素材ともいえるでしょう。
「高品位ホーロー」は、タカラスタンダードの品質へのこだわりと高い技術力が作りあげた、今までにない独自素材。鋼板に凸凹を付け、ガラス質との密着力をアップ。さらに、850度という超高温で焼き付けを行うことで鉄とガラスの密着度をより高めることで、鉄とガラスの長所を最大限に引き出しています。なめらかさで上品な光沢に加え、一般的なホーローに比べて格段に割れにくい強さを持っているのが、高品位ホーローの特長です。
ホーロー素材だから「お手入れ簡単」で長寿命

日々利用するキッチンは、ていねいに使っていても、年月が経つとどうしても汚れて劣化していくもの。だからこそ「何年使っても購入したときと変わらずキレイなままで使ってほしい」そんな思いが込められたタカラスタンダードのホーローキッチンは、簡単なお手入れで何年経っても購入当初の美しさを保てるのが特長です。
油が跳ねやすいレンジフードやコンロの掃除も、ホーロー表面のガラス質により水拭きだけでOK。汚れをこすり落としても傷がつきにくく、洗剤なしで落とすことが可能。久しぶりのお掃除であっても簡単にきれいな状態を取り戻すことができます。難しいお手入れなしで長く使い続けられるのが、ホーローキッチンのメリットでしょう。
「マグネット収納」で自分好みに使える

掃除しやすい浮かせる収納として人気のマグネット収納。タカラスタンダードのホーローキッチンならさまざまな場所でマグネット収納ができます。「ホーロークリーンキッチンパネル」は、キッチンの壁一面にマグネット収納が可能。収納パーツを設置するのに壁に穴を開けなくてよく、いつでも簡単に付け外しができます。
引出しの中をマグネットで仕切って整理整頓できるのが「間仕切り名人」。既存の収納ケースを使っていると、入りきらないものがあったりと、いまいち使い勝手が悪いことがありますよね。しかし間仕切り名人なら収納したいものにぴったり合わせて間仕切りを作れるため、自分好みの使いやすい収納をスペースの無駄なく作ることが可能。
ライフスタイルの変化により収納するものが変わっても、いつでも再調整してアップデートできるのが、マグネット収納がずっと使いやすい理由です。
山崎実業「towerシリーズ」と組み合わせてさらに便利に

シンプルなデザインと使い勝手もよいツールで人気の山崎実業「towerシリーズ」には、マグネット収納を多数展開しており、タカラスタンダードのホーローキッチンと相性抜群。「マグネット調味料ストッカー」は直接ホーロークリーンキッチンパネルくっつけるだけで、調味料ラックが不要。ほかにも、好きな場所に棚を作れる「マグネットキッチン棚」や、包丁などをマグネットにくっつけるだけの「マグネット&ウォール包丁ホルダー」など、ホーローキッチンとお好みのマグネット収納用品でキッチンを自分好みにカスタマイズできます。

特長【機能】スペースを最大限活用した「大容量収納」&「家事らくシンク」
タカラスタンダードのシステムキッチンは、スペースを最大限活用して収納力や家事効率をアップしているのが機能面の大きな特長です。とくに、コンパクトなキッチンスペースの方にうれしい工夫がたくさん盛り込まれています。ここからは、デッドスペースを極力減らした「大容量収納」と、シンクの上で料理ができる「家事らくシンク」について解説します。
デッドスペースゼロの「大容量収納」

タカラスタンダードのシステムキッチンは、デッドスペースを極力減らした大容量の収納が魅力。引出し上部の空きスペースを収納スペースにした「ホーローインナースライド」、シンク下の引出し上部にも収納を追加し2段構造にした「うちにもホーロートレイ」など、どんな空きスペースも収納に変えて活用できる工夫が散りばめられています。
キッチンスペースはコンパクトだけれど、収納スペースはできるだけたくさんほしい…そんなワガママもかなうのが、タカラスタンダードのシステムキッチンの魅力でしょう。
3層構造の「家事らくシンク」で調理効率アップ

「家事らくシンク」は、上段・中段・下段の3層構造にすることにより、洗う・切る・捨てるがスムーズにできるのが特長。水切りスペースとしても使えるので、洗った食器や野菜もそのままシンク上の水切りラックに置いておけばOK、水切りカゴは不要です。 排水口に継ぎ目がない一体構造で汚れがたまりにくく、日々のお手入れも簡単です。

特長【デザイン】ホーローでもマット調・木目調・大理石柄も選べるカラーバリエーション

ホーローキッチンといえば、「光沢の美しい白」という印象が強く、他の素材に比べて色やデザインのバリエーションが少ない、そんなイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、タカラスタンダードは独自のホーローへのインクジェット技術により、木目調や大理石柄といったデザイン性の高いものも選べます。
カラーバリエーションも豊富で、ホーローでありながら光沢がないマット調タイプも。最も多いレミューは23種類のバリエーションがあり、リビングダイニングのインテリアにあわせてお選びいただけます。

「安売りしない」はデメリット?タカラスタンダードのキッチンが定価は安く値引率が低いワケ

タカラスタンダードのシステムキッチンは、他のメーカーに比べると定価(希望小売価格)が安く設定されており、購入時の大幅な値引きもありません。定価が安いから商品のグレードが低いの?と不安に思われる方や、なぜ他メーカーのように大幅な値引きをしないの?と不満を抱く方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。その理由は、タカラスタンダードと他のメーカーとの定価に対する考え方の違いにあります。
タカラスタンダードの定価は、商品の価値に適した「適正価格」 。値引きを前提にした価格ではありません。日本全国どこでもほぼ同じ価格で購入できる、公平感のある定価です。しかし、他メーカーでは、50%〜70%割引といった大幅な値引きを前提に、その分定価を高く設定しています。その考え方の違いにより、定価にも値引率にも差があるのです。

タカラスタンダードのシステムキッチン4シリーズの特長・価格
タカラスタンダードのシステムキッチンは価格帯の異なる「レミュー」「トレーシア」「エーデル」「リフィット」の4つのシリーズが展開されています。ここからは、シリーズごとの特長について、詳しく解説します。
タカラスタンダードのシステムキッチン 特長&価格表
シリーズ名 |
価格帯 |
特長 |
レミュー |
723,000円〜 |
選べるオプションやデザインが豊富な最上位シリーズ |
トレーシア |
484,000円〜 |
価格を抑えつつ自分好みにアレンジ可能な最新&中価格帯シリーズ |
エーデル |
328,500円〜 |
高品位ホーローを使用したコスパのよさが魅力の低価格帯シリーズ |
リフィット |
260,000円〜 |
間口1㎝刻みに対応でマンションリフォーム向けの木製キッチン |
レミュー|選べるオプションやデザインが豊富な最上位モデル

タカラスタンダードのシステムキッチンで最上位シリーズであるレミューは、高級感のあるデザインやシックなカラーが特長。選べるオプションやカラーが非常に多く、オーダーメイド感覚でキッチンを作ることができます。ワークトップに天然水晶(クォーツ)を使用した人造石「クォーツストーン」を、選ぶことができるのはレミューのみです。
「レミュー」選べるバリエーション
価格帯 |
723,000円〜 |
レイアウト |
6種類(I型、L型、II型、U型、アイランド、ペニンシュラ) |
扉カラー |
32色 |
ワークトップ |
14色(クォーツストーン6色、アクリル人造大理石(ハイグレード)2色、アクリル人造大理石4色、ステンレス2色) |
シンク |
5種(家事らくシンク、ユーティリティーシンクE、アクリル人造大理石シンク、らくエルシンク、ステンレスシンク) |
トレーシア|価格を抑えつつ自分好みにアレンジ可能な最新&中価格帯シリーズ

タカラスタンダードの最新キッチンであるトレーシアは、価格は抑えつつ自分好みの機能を盛り込んだキッチンを作りたい方におすすめの、オプションやカラーバリエーションの豊富さが魅力です。とくに、「家事らくシンク」にしたい方や、II型・アイランドキッチンにしたい方にはお得感のあるシリーズでしょう。
「トレーシア」選べるバリエーション
価格帯 |
484,000円〜 |
レイアウト |
5種類(I型、L型、II型、アイランド、ペニンシュラ) |
扉カラー |
18色 |
ワークトップ |
8色(アクリル人造大理石4色、人造大理石3色、ステンレス1色) |
シンク |
5種(家事らくシンク、ユーティリティーシンクE、アクリル人造大理石シンク、らくエルシンク、ステンレスシンク) |
エーデル|高品位ホーローを使用したコスパのよさが魅力の低価格帯シリーズ

エーデルは、ホーローキッチンのなかで最も低価格帯ながら、高品位ホーローを使用したコストパフォーマンのよさが魅力。清潔感のあるパステルカラーを中心としたカラー展開とレトロ感のあるデザインが特長です。幅150cmの小さめサイズから選べるため、コンパクトながらも機能が充実したホーローキッチンをお探しの方におすすめです。
「エーデル」選べるバリエーション
価格帯 |
328,500円〜 |
レイアウト |
3種類(I型、L型、ペニンシュラ) |
扉カラー |
7色 |
ワークトップ |
7色(アクリル人造大理石3色、人造大理石3色、ステンレス1色) |
シンク |
3種(アクリル人造大理石シンク、らくエルシンク、ステンレスシンク) |
リフィット|間口1㎝刻みに対応でマンションリフォーム向けの木製キッチン

他シリーズと異なり、キャビネットが木製で低価格なのがリフィットの特長です。規格サイズにあわないキッチン幅でも、1cm刻みで対応可能。制約が多いマンションリフォームでも、スペースを最大限に生かした無駄のないキッチンを作ることができます。
「リフィット」選択できるバリエーション
価格帯 |
260,000円〜 |
レイアウト |
3種類(I型、L型、ペニンシュラ) |
扉カラー |
35色 ※ホーローではなく高圧メラミン化粧板など |
ワークトップ |
8色(アクリル人造大理石4色、人造大理石3色、ステンレス2色) |
シンク |
4種(ユーティリティーシンクE、アクリル人造大理石シンク、らくエルシンク、ステンレスシンク) |

まとめ
本記事では、タカラスタンダードのシステムキッチンについて詳しく解説。ホーロー素材だからこその特長や、シリーズごとの違いと価格を詳しく解説をご紹介しました。また、タカラスタンダード独自の定価・値引率の低さについても解説。タカラスタンダードのシステムキッチンに関する疑問やお悩みは解決できましたか?
カインズでは、タカラスタンダードをはじめとする人気メーカーのキッチンからコストパフォーマンスの高いカインズオリジナルキッチンまで、システムキッチンを多数ご用意しています。ぜひお近くの店頭で、実物を体験してください。
また、カインズではシステムキッチンのリフォームも行っています。キッチンのリフォームについて、わからないことや知りたいことがございましたら、店頭または下記フォームよりお気軽にご相談ください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。