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クリナップキッチンの特長と価格|ステンレス製のメリット&人気色ランキング

2023年04月29日
クリナップ キッチン

クリナップは1973年に日本初のシステムキッチンを開発。長くきれいに使い続けられるステンレス素材に定評があります。クリナップのキッチンに興味はあるけれど、他のメーカーとの違いがよくわからなくて迷ってしまう…そんな方もいるのではないでしょうか?

「ステンレスキッチンの特長は?価格帯も知りたい!」
「ステンレスキッチンにデメリットはないの?」
「クリナップのシステムキッチンにはどんな機能があるの?」

この記事では、クリナップのシステムキッチンについて徹底解説!ステンレス素材だからこその特長や、シリーズごとの違いと価格を詳しく紹介します。また、「セントロ」と「ステディア」2シリーズの人気色TOP5もご紹介。みなさんの疑問や知りたいことを解説します!

クリナップのシステムキッチンについて興味のある方やリフォーム候補として検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

目次

特長【素材】ステンレス製のメリット「衛生的」「長く使える」「環境にやさしい」

特長【素材】ステンレス製だから「衛生的」「長く使える」「環境にやさしい」
クリナップは創業70年以上の歴史ある住宅設備メーカー。1960年にステンレス製の流し台を発売して以来、ステンレスにこだわったキッチンを作りつづけています。

システムキッチンにステンレスを使うのはワークトップ(天板)だけ、ほかは木材を使用するメーカーが多いなか、クリナップはキッチンの骨組みであるキャビネットにもステンレスを採用した「オールステンレスキッチン」を展開し、注目されています。ここからは、タカラスタンダードのシステムキッチンについて、特長と魅力を解説します。

ステンレス製キッチンはカビに強く汚れにくいから「衛生的」

ステンレスは、カビにくく雑菌や匂いもつきにくいのが特長。また、汚れが染み込みにくいため、水拭きなどで簡単に汚れを拭き取るだけできれいになるのも、ステンレスのメリットです。そんなステンレスを高い技術力により高品質に仕上げることにより、高温多湿でカビに悩まされやすい日本のキッチンをいつでも手間なく清潔に保てるように作りあげたのが、クリナップのシステムキッチンです。

プロの厨房にも使われる「耐久性の高さ」

ステンレスは水に強く、「Stainless Steel(サビない鉄)」という名前のとおりサビにくい素材です。熱にも強く、耐熱温度は一般的に700~800度といわれています。プロの厨房でも耐えうる強度がステンレスキッチンです。

「再生可能な金属」だから環境にやさしい

ステンレスは環境にやさしい再生可能な金属です。ステンレスはサビにくいため、寿命により廃棄されてもほとんどが高品質なまま回収され、再利用されています。クリナップはさらに、解体しやすいシンプル設計にすることで、リサイクルを推進しています。

クリナップといえば「ステンレス エコキャビネット」

ステンレス製キッチンはカビに強く汚れにくく「衛生的」

ワークトップやシンクだけでなく、キッチンの外からは見えない骨組み部分「キャビネット」にも採用しているのは、クリナップのキッチンならではの特長です。木材のように湿気により腐食することがないため、30年以上使ったシステムキッチンでもサビや匂いがなく、きれいなまま。リフォームの時期がきても、また次もステレスキャビネットを希望される方が多い、信頼性の高いキッチンキャビネットです。

ステンレスキッチンのデメリットは?傷や凹みが気になる人も

ステンレスキッチンはどんなにていねいに使っていても、日々の料理で表面に浅い傷がついていき、新品のピカピカなままではいられないもの。小さな傷でも気になってしまう方は、ステンレスキッチンを選んだことを後悔したりデメリットに感じたりするかもしれません。基本的にステンレスキッチンは、ある程度の傷や凹みは味わいとして楽しめる方が向いています。

ステンレスキッチンにしたいけれどできるだけ傷が目立たないほうがよい方におすすめなのが、傷が気にならないように表面仕上げがされたタイプ。ヘアライン加工やエンボス加工など、メーカーによってもさまざまなバリエーションが用意されています。

また、ステンレスキッチンは重いものや固いものを強くぶつけると表面が凹んでしまうことも。大きな凹みは表面加工がされていても目立ってしまい、修理するにはプロにお願いしないと難しいため、重いものや固いものを扱う際には注意しましょう。

ステンレスでも傷が目立ちにくく汚れ落ちやすい「美コートワークトップ」

美コートワークトップ
クリナップがキッチンにつきやすい傷や汚れを研究して作りあげたのが「美コートワークトップ」。汚れの下に水が入り込み、汚れを浮かすことで簡単に落とせる「美コート」と、こすれ傷がつきにくく目立ちにくい「特殊エンボス加工」という2つのクリナップ独自の特殊技術を組み合わせることで、傷への強さや汚れ落ちがアップ。いつまでも美しいまま長く使えるステンレスワークトップです。

特長【機能-収納設備】出し入れしやすい工夫「ダブルツールコンテナ / ツールポケット」&「オートムーブシステム」

クリナップのシステムキッチンは、料理中の動きにあわせて使いやすいよう工夫した収納設備特長です。ここからは、無駄な動きをせず出し入れれできる収納設備「ダブルツールコンテナ / ツールポケット」と「オートムーブシステム」について解説します。

出し入れしやすい「ダブルツールコンテナ / ツールポケット」

ダブルツールコンテナ(セントロ)

クリナップのシステムキッチンの収納に関する特長は、セントロの「ツールボックス」やステディアの「ツールポケット」のような出し入れしやすい工夫が施されていること。
ツールボックスは、シンク下の引き出し上部に「シャローパレット」という深さ5cm弱の引出しがついています。まな板やキッチンスケール、タイマーなどの厚みがない道具や小さなキッチンツールの収納に最適です。
ツールポケット(ステディア)

ツールポケットは、引出しの手前側についた収納スペース。使用頻度の高いまな板やバット、ラップ類などを、引き出しを少し開くだけでスムーズに出し入れできます。取り外して丸洗いが可能。掃除しにくい深いポケットでも清潔に保てます。

自動昇降する吊戸棚「オートムーブシステム」

オートムーブシステム

ボタンひとつで吊戸棚が自動昇降するのが「オートムーブシステム」。普段は高い位置にしまっておき、使うときだけ手の届く高さまで下ろせるのがメリットです。棚の下部にスリットがあり、そのまま水切りができ、さらに食器乾燥機能もつけられます。食洗機はいらないけれど、乾燥機能だけはほしいという方にはとくにおすすめです。

特長【機能-お手入れ】お手入れが簡単な「流レールシンク」「洗エールレンジフード」

クリナップのシステムキッチンは、汚れをためこまず、お手入れや掃除の手間を最低限まで減らせる工夫がされているのが特長です。ここからは、お手入れが簡単な工夫がつまった「流れレールシンク」と「洗エールレンジフード」について解説します。

自然にゴミが流れる「流レールシンク」

流レールシンク

グッドデザイン賞のBSET100を受賞した「流レールシンク」。料理中などに使う水が自然に野菜くずや油汚れを集めて、排水口へと流してくれるレールをそなえたシンクです。

一般的なシンクは奥側にある排水口に向けて傾斜していますが、流レールシンクは手前に傾斜しており、そこから排水口までゴミを誘導する水路を設置しているのが特長。シンクに散らばったゴミをあらためて流す必要がなく効率的でエコなシンクです。

油汚れの自動洗浄が可能な「洗エールレンジフード」

洗エールレンジフード

「洗エールレンジフード」は、お湯を入れてスイッチを押すだけで、面倒なフィルターとファンの油汚れを自動洗浄してくれる画期的なレンジフード。フィルターとファンを一体化させた新構造のファンフィルターを搭載し、レンジフード内の油汚れを効率よく集めます。お手入れが必要なタイミングも洗浄ランプでお知らせしてくれるため、最適なタイミングで掃除が可能。また、洗エールレンジフードなら少量のお湯で洗浄できるので、節水にも繋がります。

クリナップシステムキッチンのシリーズと特長・価格

クリナップのシステムキッチンは価格帯の異なる「セントロ」「ステディア」「ラクエラ」の3つのシリーズが展開されています。ここからは、シリーズごとの特長と価格について、詳しく解説します。

クリナップのシステムキッチン 特長&価格表
シリーズ名 価格帯(参考価格) 特長
セントロ 902,700円〜 こだわりの機能とスタイリッシュなデザインの最上位シリーズ
ステディア 705,700円〜 デザイン性を重視しつつ価格を抑えた中価格帯シリーズ
ラクエラ 578,600円〜 リフォームに最適な木製キャビネットの低価格帯シリーズ

 

セントロ|こだわりの機能とスタイリッシュなデザインの最上位シリーズ

セントロ

クリナップのシステムキッチンのなかで最上位グレードなのが「セントロ」。クリナップのデザイン力と技術力を詰めこんだ、こだわりのシステムキッチンです。セントロは「ステンレスキャビネット」を標準採用。また、継ぎ目のない大きなステンレスシンク「クラフツマンデッキシンク」やガスコンロとIHを一体化した「ハイブリットコンロ」が選択可能です。

「セントロ」選べるバリエーション
価格帯 902,700円〜(税別) ※スタイリッシュプラン(I型) の場合
レイアウト 3種類(I型、L型、フラット対面)
扉カラー 5シリーズ40色
ワークトップ 3タイプ20色(セラミック7種、アクリストン6種、ステンレス7色)
シンク 2種(流レールシンク ステンレス、クラフツマンデッキシンク)

 

セントロ 扉カラー人気色TOP5

セントロで選択可能な扉カラー全40色のなかから人気TOP5をご紹介します。

第1位 モカバーチ 第1位モカバーチ どんなインテリアにも合わせやすいくせのない木目調が人気。シンプルで飽きのこないデザインで、北欧系からモダンまでどんなインテリアにも
第2位 ルミナスリネア 第2位ルミナスリネア ステンレスの魅力を全面に出したクールな素材。スタイリッシュ系やインダストリアル系インテリアと相性のよいカラーです
第2位 ヒュージグレージュ 第2位ヒュージグレージュ モルタルを思わせる抽象柄とマットな質感が特長。和にも洋にも合わせやすいカラーです
第4位 シアーホワイト 第4位シアーホワイト やや黄みがかったオフホワイト。穏やかで優しい雰囲気がどんなインテリアとも合わせやすいカラーです
第5位 スコレホワイト スコレホワイト 混じり気のないホワイトで清潔感のあるキッチンに。ミニマルインテリアと相性のよいカラーです

その他の扉カラーはクリナップのWEBサイトにあるシミュレーションサービスで簡単にシミュレートできます。インテリアテイストや取っ手などの細かいパーツまで、お好きな組み合わせをお試しください。
「CENTRO キッチンカラーシミュレーション」

ステディア|デザイン性を重視しつつ価格を抑えた中価格帯シリーズ

ステディア

「ステディア」はクリナップのシステムキッチンのなかで中価格帯のスタンダードなシリーズです。デザインを重視しつつもコストバランスに優れた「スタイリッシュプラン」が2020年9月に加わり、より注目されています。クリナップの人気設備「ステンレスキャビネット」や「流レールシンク」が標準装備。さらに、一段高めのカウンターで料理中の手元やワークトップが隠せる「デュアルトップ対面」などが選べます。

「ステディア」選べるバリエーション
価格帯 705,700円〜(性別) ※スタイリッシュプラン(I型) の場合
レイアウト 4種類(I型、L型、フラット対面、デュアルトップ対面)
扉カラー 19シリーズ49色
ワークトップ 4タイプ20色(セラミック4種、コーリアン3種、アクリストン8種、ステンレス5色)
シンク 3種(流レールシンク ステンレス、流レールシンク アクリストン、美サイレントシンク)

 

ステディア 扉カラー人気色TOP5

ここからは、ステディアで選択可能な扉カラー全49色のなかから人気TOP5をご紹介します。

第1位 ペアウッドホワイト 第1位 ペアウッドホワイト 清潔感のあるすっきりと明るいホワイト。ナチュラル系にもホワイトインテリアにも相性のよいカラーです
第2位 オークラテ 第2位 オークラテ ややグレイッシュなベージュにインパクトのある木目柄が人気。北欧テイストはもちろん、スタイリッシュなインテリアにも相性◯
第3位 スエードチャコール 第3位 スエードチャコール 光沢のない無地のチャコールグレーで、ヴィンテージ系やモダン系インテリアによくなじむカラー。キッチン全体を同系色でまとめてシックな印象に
第4位 マリンウッドダーク 第4位 マリンウッドダーク ダークグレーに横に入る木目が特長で、濃淡があるため暗くなり過ぎないのが特長。インダストリアル系やヴィンテージ系にマッチします
第5位 ペアウッドアッシュ 第1位 ペアウッドホワイト 横木目とアッシュカラーの淡くやわらかいトーンが人気。シャビーシックインテリアと相性のよいカラーです

その他の扉カラーはクリナップのWEBサイトにあるシミュレーションサービスで簡単にシミュレートできます。インテリアテイストや取っ手などの細かいパーツまで、お好きな組み合わせをお試しください。
「STEDIA キッチンカラーシミュレーション」

ラクエラ|リフォームに最適な木製キャビネットの低価格帯シリーズ

ラクエラ

「ラクエラ」はインテリアに合わせて、幅広いデザインやカラーを選ぶことができるリーズナブルなシリーズです。セントロやステディアと異なりキャビネットは木製ですが、費用をおさえられるのがラクエラのメリット。キャビネット部分には配管用のスペースが設けられており、間口は165cmから、奥行きは60cmも選択可能といった、リフォーム向けの工夫がされています。

「ラクエラ」選べるバリエーション
価格帯 578,600円〜(税別) ※開き扉プラン(I型)の場合
レイアウト 3種類(I型、L型、フラット対面)
扉カラー 3シリーズ30色
ワークトップ 3タイプ6色(コーリアン2種、アクリストン3種、ステンレス1色)
シンク 3種(ステンレスシンク、美サイレントシンク、アクリストンシンク)

まとめ

本記事では、クリナップのシステムキッチンについて詳しく解説。ステンレスキッチンだからこその特長やメリット、シリーズごとの違いと価格をご紹介しました。また、人気の扉カラーTOP5もご紹介。気になるシリーズやほしい機能、好みの扉カラーは見つかりましたか?

カインズでは、クリナップをはじめとする人気メーカーのキッチンからコストパフォーマンスの高いカインズオリジナルキッチンまで、システムキッチンを多数ご用意しています。ぜひお近くの店頭で、実物を体験してください。

また、カインズではシステムキッチンのリフォームも行っています。キッチンのリフォームについて、わからないことや知りたいことがございましたら、店頭または下記フォームよりお気軽にご相談ください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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