ユニットバスはさまざまなメーカーが製造していますが、家族のニーズや目的にあわせてメーカーを選ぶことが大切です。この記事では、ユニットバスを検討している人に向けて、ユニットバスのおすすめメーカー10選を紹介します。
また、メーカー選びのポイントについても解説しているので、ぜひリフォームの参考にしてください。
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ユニットバスのおすすめメーカー10選を徹底比較
ユニットバスを扱っているメーカーはたくさんあります。ここでは、おすすめメーカー毎に人気のユニットバスや技術を比較しながら紹介します。

LIXILのユニットバスは機能性やデザイン性はもちろん、どの世代でも使いやすい設計にこだわっているのも大きな魅力です。
LIXILのユニットバスには、独自のさまざまな機能がついています。たとえば、浴室の床の「キレイサーモ」には特殊な加工が施されており、皮脂による汚れも簡単に落とせます。断熱構造になっているため、冬でも暖かいところが魅力的です。また、排水口は特許を取得したアイデアにより、髪の毛をしっかり絡め取れるようになっています。さらに、節水につながる「エコアクアシャワー」など、エコへの取り組みもポイントです。
浴槽には水垢の付着を防ぐ人造大理石が採用されているため、清潔に保ちやすいです。デザイン性にも定評があり、オプションをつければより高級感のある浴室になります。
ユニットバスの商品としては、ミドル帯の「リデア」や「リノビオV」、ハイグレード帯の「スパージュ」などが代表的です。「スパージュ」は調色調光ライン照明や肩湯といった、ワンランク上のバスタイムが楽しめるオプションも充実しています。

TOTOのユニットバスは、節水や省エネルギーなどに優れています。シャワーに空気を含ませており、少ない水量でもたっぷりシャワーを浴びているような感覚を得られます。従来のシャワーと比較すると約35%の節水が可能です。また、浴室の床には親水特殊処理が施されており、汚れが簡単に落ちるようになっています。
浴槽は「魔法びん浴槽」と名付けられており、断熱構造にこだわっています。浴槽にお湯を溜めてから4時間経過しても、温度は2.5度しか低下しません。
お掃除のしやすさと歩きやすさにこだわった「お掃除ラクラクほっカラリ床」も、TOTOの浴室の大きな特徴です。断熱クッションのやわらかい素材で、冬場もひんやりせず歩きやすいのはもちろん、表面に特殊な加工が施されているため、汚れがつきにくく、落としやすいという特徴があります。
ユニットバスの商品としては、「サザナ」や「マンションリモデルバスルーム(WYシリーズ)」などがあります。

パナソニックは、美容効果や心地よさにこだわったユニットバスを提供しています。たとえば、エステケアシャワーは、空気の泡で皮脂汚れをすっきりと洗い流します。「酸素美泡湯」を選べば酸素を含むミクロの泡を出せるため、ぬるめのお湯でも全身をしっかり温めることが可能です。
また、掃除のしやすさにも配慮されています。浴室の床の角に目地がないため、隅々まで簡単にきれいにできるようになっています。床には小さな凹凸があり、滑り止めになるため安心です。
そのほか、パナソニックの浴槽やカウンターに採用されるガラス系素材は、水垢や皮脂汚れがつきにくく、スポンジで軽くすぐ落とせるように工夫されているのもポイント。電気式床暖房は年間わずか370円程度と、節電しながら快適なバスタイムを楽しめるのも大きな魅力です。
ユニットバスの商品としては、戸建て用の「Lクラス」、ミドルグレード帯の「BEVAS」「オフローラ」、マンション用の「MR」などがあります。


タカラスタンダードはホーロー素材にこだわっており、ユニットバスにも活用されています。ホーローは磁石もくっつく素材です。ユニットバスの壁にもホーローが使われているため、マグネットがついているラックを自由にとりつけられます。
また、タカラスタンダードではオーダーメイドで自由にサイズを調整できる「ぴったりサイズシステムバス」も提供しています。自宅の浴室に一般的なユニットバスの規格があわない場合でも、タカラスタンダードならリフォームが可能です。
さらに、タカラスタンダードのユニットバスはデザイン性だけでなく、機能性にも優れています。浴室全体と浴槽は断熱材を標準装備されており、お湯は4時間後でも2.5°C以上の温度低下を抑える設計となっています。
そのほか、震度6相当の揺れにも耐えられる安心構造も特徴です。安全性や機能性といった面でも、タカラスタンダードのユニットバスはたくさんの方に支持されています。
ユニットバスの商品としては、最高級グレードの「プレデンシア」をはじめ、ステンレス浴槽の「エメロード」、アクリル人工大理石浴槽の「グランスパ」などがあります。


クリナップのユニットバスは、保温性を重視しています。「浴室まるごと保温」により、壁、天井、床のすべてに保温材が使用されています。高断熱浴槽も選べるため、湯船の温かさも長時間維持することが可能です。また、床にお湯を噴射する「床夏シャワー」の機能もあります。お湯で床を一気に温め、足元を冷えから守る仕組みです。
床には、濡れた足でも滑りにくい素材を使用しています。そのため、子供や高齢者などがいる家庭でも安心です。さらに、クリナップのユニットバスは、「座る」「浴槽をまたぐ」といった動作に着目し、家族の誰もが安全に使用できるよう、高さの設計にこだわっているのも特徴です。
そのほか、水切れがよく乾きやすい床や、排水口の髪の毛をまとめてキャッチしてくれる「クリンヘアキャッチャー」、ヌメリやカビが防止できる「クリンパッキン」など、掃除のしやすさにも力を入れています。
ユニットバスの商品としては、「アクリアバス」や「ユアシス」などがあります。

トクラスは、高級感のあるユニットバスを提供しています。たとえば浴槽は「うつくし浴槽」と名付けられており、洗練された印象と耐久性を備える人造大理石でできています。汚れも落としやすく、長く清潔に使い続けることが可能です。
また、スマートフォンからお湯はりを指示できる機能もあります。そのため、より便利なユニットバスを選びたい人にもおすすめです。
浴室内の音響設計にも配慮しており、トクラスならではの「サウンドシャワーe(浴室スピーカー)」を搭載したモデルでは、スマートフォンと連携して音楽を楽しみながら入浴することも可能です。
トクラスのユニットバスの商品は、使いやすさと価格のバランスが取れたベーシックモデル「every」、高級感のあるデザインと機能を兼ね備えた上位モデル「YUNO」、マンションリフォームに最適な「VITAR」の3種類。住宅のタイプやライフスタイルにあわせて柔軟に選べます。

ハウステックは、キッチンや給湯器、浴室といった家庭用の水まわり製品に特化したメーカーで、「お掃除しやすさ」と「価格の手頃さ」が特徴です。戸建て・マンション問わず導入しやすく、プラン別に浴槽やパネルの見た目や機能を選べる仕様となっています。
床や排水口が掃除しやすい設計になっているほか、「除菌楽すてヘアキャッチャー」 は、銅の優れた抗菌力で、ぬめり汚れや臭いを抑えてくれるなど、清潔感を重視する方にもおすすめです。
ハウステックのバスルームは、木曽檜や御影石といった天然素材を使用した「雅月」、安心・安全こだわった親切設計の「エストワ」、ラクをとことん追求した「ルクレ」、マンション向けの「comforyu CK」「LL/LA」などがあります。

グッドデザイン賞やレッドドットデザイン賞など、多数の受賞実績を持つ住宅メーカーで、2024年10月にサンワカンパニーから社名が「ミラタップ」に変更されました。ミラタップの魅力は、なんといっても洗練された独自性のあるデザインにあります。
ミラタップの浴室は既製品ではなく、壁材・床材・浴槽を自由に選んで組合せる「オーダーメイド型システムバス」が特徴です。北欧風やホテル風など、好みのデザインにあわせた空間演出ができ、サイズや素材の選択肢も豊富です。
ユニットバスはおしゃれなバスタブが特徴の「バルネア」、戸建て用とマンション用の両方に対応した「ノウム」などあります。

ナスラックは、木製建具・建材から、キッチン・洗面化粧台などの水まわり製品の製造・販売を行う住宅設備メーカーです。ナスラックのユニットバス「バスリーバS」は、お手入れのしやすさと美しさが長持ちするのが特徴です。
汚れにくく汚れが落としやすい「クリーン浴槽」をはじめ、クリーン床、クリーンジョイント、クリーンカウンター、クリーン排水口など、日常の簡単なお手入れで「きれい」を保つ工夫が詰まっています。浴槽の形状やカラーをはじめ、壁紙は30種類から選べるので、好みのテイストのバスルームが作れます。

積水ホームテクノは、積水ハウスの住宅メーカー系ユニットバスブランドで、介護やバリアフリー対応製品が豊富です。保温性や断熱性、メンテナンス性に配慮した仕様が多く、標準グレードながら安心の純正設備として選べるのが特徴です。
戸建て用のユニットバスには自由にカスタマイズできる「バスサルーンRoomy」、高齢者にも使いやすく安心・安全な入浴とリラックスタイムを実現する「楽浴楽座」といった商品があります。また、戸建てとマンションの両方に対応した「バスサルーンEscort」、中高層・低層集合住宅のさまざまなニーズにマッチした「BATH CORE」などがあります。

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ユニットバスのメーカーを比較するときの4つのポイント

ユニットバスのメーカーを比較するときは、確認したいポイントがあります。以下で具体的に解説します。
1.対応範囲
ユニットバスは戸建て住宅用とマンション用に分かれていて、それぞれサイズ規格が異なっています。対応タイプとは異なる製品を選ぶと設置できない可能性があるため、注意が必要です。特に、マンション用のユニットバスを取り扱っているメーカーは限られています。マンションにユニットバスの設置を検討している場合は、よく確認してください。
戸建て住宅はユニットバスの選択肢が広いですが、窓の位置や大きさがあうかチェックする必要があります。
2.取り扱いサイズ
ユニットバスのデメリットでも解説したとおり、ユニットバスを設置するには既存のスペースにあわせる必要があります。そのため、いまの浴室と同じサイズのユニットバスを選ぶのが一般的です。自宅の浴室のサイズを確認し、同じサイズのユニットバスを扱っているメーカーを探しましょう。
ただし、リフォームでユニットバスを設置するときは、工事をしなくてもサイズアップできる場合もあります。新築時にはユニットバスの周囲に余裕をもたせていますが、リフォーム時はその分のスペースを活用できる可能性があるからです。
3.機能
メーカーによって、ユニットバスに備わっている機能はそれぞれです。たとえば、浴室の掃除のしやすさにこだわっているメーカーもあれば、バリアフリーを意識しているメーカーもあります。メーカーによっては、ジェットバスや調光の調整ができるシステムなど、より便利な機能を設置している場合もあります。浴室に求める機能性を考慮し、ニーズにあうユニットバスを提供しているメーカーを選ぶことが大切です。
4.保証
ユニットバスのリフォームにおいては、保証の充実度も重要です。基本的な保証内容はどのメーカーも似ているため、不具合が起きたときに素早く対応してくれるかどうかをチェックするといいです。たとえば、部品をすぐに用意できるメーカーであれば、浴室が故障してもスピーディーに修理してもらえます。
また、延長保証料も確認しておきましょう。ユニットバスの無料保証の期間は1~2年程度です。ユニットバスは10年以上使うため、延長保証をつけておくと長期的に安心して使用できます。
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よくある質問

ここまでユニットバスのメーカーごとの特徴を解説してきましたが、そもそもユニットバスとは何なのか、どのような特徴があるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。ここからは、よくあるユニットバスの質問にお答えするので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもユニットバスとは?
ユニットバスとは、浴室の壁、天井、浴槽などが一体になっている製品です。浴室に必要なパーツがセットになっているため、現場で組み立てるだけで浴室が完成します。もともと組みあわせが決まっていますが、浴室のデザイン、サイズ、機能などは選択可能です。ユニットバスは、システムバスとよばれる場合もあります。
ユニットバスのメリットは?
ユニットバスはもともとパーツが一体になっているため、つなぎ目がなく掃除がしやすいです。水はけがいい素材が使用されており、手間をかけずにきれいにできます。また、ユニットバスは気密性が高く、寒い冬でも浴室の暖かさを維持できます。脱衣所と洗い場の間に段差もないため、子供やお年寄りでも安全です。
さらに、ユニットバスは現場で組み立てるだけであり、工事の期間やコストも削減できます。補助金を活用することで、コストをさらに削減することもできるでしょう。
たとえば、国が実施している「子育てグリーン住宅支援事業」では、高断熱浴槽の導入、節水型トイレへのリフォーム、開口部(窓など)の改修といった対象となる工事を行った場合、実施する工事の種類によって上限40〜60万円の補助金が支給されます。カインズでは、補助金に該当するリフォームを実施する場合、補助金を差し引いた金額でお支払いいただけます。
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ユニットバスのデメリットは?
ユニットバスはもともと全体の大きさが決まっているため、サイズがあわないと設置できません。スペースに収まらない場合は、ほかの方法で浴室を作る必要があります。
また、ユニットバスは、設備の後付けができないケースも多いです。希望するパーツがあるなら、ユニットバスを設置する際に同時に施工しなければなりません。

まとめ
ユニットバスにはメリットが多く、リフォームの際に選択する家庭も増えています。さまざまなメーカーがユニットバスを作っているため、それぞれの特徴を比較してニーズにあうユニットバスを選びましょう。
カインズでは全国のカインズ店舗はもちろん、お電話、WEBからお気軽にご相談いただけます。住宅に関する幅広いリフォームの実績があるカインズがプロ目線でお答えいたしますので、ぜひお気軽にお声がけください!
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